2019年6月に実施した統計検定準1級に合格しました。
準1級は2級の上の級という位置づけであるものの、出題範囲があまりにも広く、一部では範囲を絞って対策できる1級よりも、
広く浅く出題される準1級の方が難しい(?)という話さえも出ています。
そこで、統計検定2級を取って準1級へステップアップしたいけども、出題範囲を見て絶望されている方に、なるべく私のように路頭に迷って何度も不合格にならないよう参考になる書籍を示したいと思ったというのが経緯です。
目次(対策テキスト一覧)
その前に、私の受験遍歴を。
実は、私は統計検定準1級に2回落ちております。
これまでの統計検定関連遍歴ですが、
〇2016年9月 統計検定2級(CBT)取得←これがあっさり取れたので油断した
×2016年11月 統計検定1級 応用統計・人文科学 不合格(無謀)
×2017年6月 統計検定準1級 不合格(出題範囲の学習が完了していなかった)
×2018年6月 統計検定準1級 不合格(論述が全く書けなかった)
〇2019年6月 統計検定準1級 合格(論述もある程度書けた)
というように、無様な遍歴を辿っています。
自分自身の実力不足というのもありますが、なんせ2級と準1級の差が大きすぎるんですね。準準1級が有っても良いと思うくらいです。
↓出題範囲について記載のあるリンクです。
http://www.toukei-kentei.jp/wp-content/uploads/grade1semi_hani_170727.pdf
私は文系上がりなので分かりませんが、理系の人は学部卒業までに本内容をすべて学習完了しているのでしょうか?
前置きはそれくらいにして、書籍紹介をいたします。
分散分析
2018年、2019年は論述で出題され合否を分ける問題になりました。それ以前も毎年1問以上出題されており対策必須です。
これだけ!実験計画法
分散分析の「ぶ」も知らない状態だったので、全貌を知るため購入しました。難しい数学は用いず概要を説明するのみですが「乱塊法」や「プーリング」に関する説明もあり十分使用するに足りる本でしょう。
実験計画と分散分析

- 作者:三輪 哲久
- 発売日: 2015/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
時系列
こちらも毎年1問は出題されています。対策必須です。
ベーシック計量経済学-第2版

- 作者:羽森 茂之
- 発売日: 2018/02/27
- メディア: 単行本
経済・ファイナンスデータの計量時系列分析

経済・ファイナンスデータの計量時系列分析 (統計ライブラリー)
- 作者:竜義, 沖本
- 発売日: 2010/02/01
- メディア: 単行本
ベイズ統計学
基礎からのベイズ統計学

基礎からのベイズ統計学: ハミルトニアンモンテカルロ法による実践的入門
- 作者:豊田 秀樹
- 発売日: 2015/06/25
- メディア: 単行本
スパースモデリング
【参考】今後出そうなテーマに関する本
準1級は出題範囲から一通り主題された印象がありますが、今後出そうなテーマを。
データ解析のための統計モデリング入門

データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC (確率と情報の科学)
- 作者:久保 拓弥
- 発売日: 2012/05/19
- メディア: 単行本
Pythonで動かして学ぶ!あたらしい機械学習の教科書

Pythonで動かして学ぶ!あたらしい機械学習の教科書 第2版 (AI & TECHNOLOGY)
- 作者:伊藤 真
- 発売日: 2019/07/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)