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稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせよう

毎朝、スマートフォンの通知履歴に「過去最大の下げ幅」というのが連発するようになってきました。

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3/12のダウ平均株価は2,350ドル下げ(前日比▲9.99%!)です。

寄り付きで、3/9に発動したばかりのサーキットブレーカーが改めて発動する状態。

証券口座をマネーフォワードに連携しているのですが、朝アプリを立ち上げるのが辛くなってきました…

 

このような市場環境の中、なるべく心を安定させて過ごしたいもの。

価格が下がる銘柄を保有している場合、マーケットから退場せずに持ち続けるべきなのか、すべて処分するべきなのかと悩むところです。(主に長期投資家)

悩ましい時は、投資の名著に答えを求めるのもありかと。

今回は、チャールズ・エリスの名著『敗者のゲーム』から「稲妻が輝く瞬間に市場に居合わせよう」について書いてみます。

 

敗者のゲーム〈原著第6版〉

敗者のゲーム〈原著第6版〉

 

 

 収益率が高いのは、マーケットが大底から回復したとき

誰もが乱高下する相場で大当たりを狙いたいもの。

特に収益率が高いのが、市場が大底から回復する最初の1週間と言われています。

多くの投資家が売り買いのタイミングを狙って取引します。

しかしながら、デイトレードは多くのプロが集う場所であるのに加えて、取引回数が増えると手数料が、売買益が出ると税金がかかります。

その結果、上がるタイミングに持ち金をゼロにしてしまいその機会を逃してしまいまうことも。

そのため、長期的に上昇傾向にあると自ら信じる銘柄は頻繁に取引するよりも、マーケットが底値を打つまで持ち続けるのが良いのではないか、と考えます。

上昇したタイミングで市場に居合わせないと悲惨な結果に

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1980年〜2008年の間でベストの何日かを逃した場合のリターンへの影響(出典:『敗者のゲーム』)

収益率が最も高いのが底値を打った時で、そのタイミングで市場に居合わせないとリターンがどうなるのか。

図は1980年〜2008年で、ベストな日に市場に居合わせなかった場合、年率リターンがどうなるのかを示したものです。

28年(=10,220日)のうち、市場に30日(全体の0.5%)居合わせないだけで11.0%得られたはずのリターンが5.5%と半減してしまいます。

激しい下げ相場に遭遇してパニックに陥り、上記のような最大の上げ相場に参加する機会を失うのではなく、「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせるため保有し続け上りを待ちましょう。

まとめ

長期投資を考える人にとっても、大きく下がる相場では取引したくなるもの。

ただ、過去の事例からも、頻繁な取引は手数料や税金が取られる上、手持ちが無くなったタイミングで上昇相場を逃す可能性があります。

なので、稲妻のような上昇相場が来るときに市場に居合わせられるよう、相場タイミングで過度の取引をするのではなくホールドが望ましいと思います。